子ども3人の教育資金を「オルカン」で毎月積み立てることを検討
「このまま預金だけじゃ、将来の教育費が大丈夫なのかな……」
15歳・13歳・7歳の子ども3人を持つわが家。そんな漠然とした不安から、eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)を毎月コツコツ積み立てる家計ルールを始めました。本記事では、これから子どもの貯蓄をはじめたい初心者の方向けに、我が家の制度選びと考え方をまとめます。
結論:新NISA「つみたて投資枠」を使い、親の名義でオルカンを積立てる
わが家が選んだ方法は、とてもシンプルです。
- 口座:親の新NISA口座(つみたて投資枠)
- 銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- 金額:月に数千円〜数万円の範囲内で、子ども3人分
特別な銘柄選びも、難しい売買タイミングも必要ありません。
1. まず知るべき「新NISA」の基本
2024年にスタートした新NISAは、制度として次の3つが大きなポイントになります。
- 年間投資上限:360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)
- 生涯非課税限度額:1,800万円
- 非課税保有期間:無期限
運用益がずっと非課税になるのはもちろん、旧制度の「20年縛り」がなくなったことで、ライフステージに合わせて柔軟に解約できるようになりました[1]。
オルカンのような低コストファンドを毎月積立てれば、つみたて投資枠120万円/年の枠内で十分運用できます。
2. 「子ども名義」でNISA口座は作れない、という落とし穴
ここで大事な事実があります。
- ジュニアNISAは2023年末で廃止されました
- 新NISAは18歳以上でないと口座を開設できません
つまり、子どものためにNISAを「直接」使いたい場合の選択肢は、次の3つに絞られます[2]。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| ① 親の新NISAで運用 | 利益が完全非課税/売却も自由 | 最もシンプルでおすすめ |
| ② 未成年口座で運用 | 18歳まで非課税/18歳時に本人へ移管 | 子ども本人に資産を持たせたい場合 |
| ③ 特定口座(課税)で運用 | 利益に約20%の税金 | 少額・補助的に使う場合 |
わが家はシンプルさと非課税メリットを最大化する観点から、① 親の新NISA口座を活用します。
3. なぜ「オルカン」を選んだのか
「オルカン」の正式名称は eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)。三菱UFJアセットマネジメントが運用するインデックスファンドで、
- MSCI ACWI(全世界株式指数)に連動
- 信託報酬は年0.05775%程度(税込、2025年実績)と超低コスト
- 全世界の約1,500銘柄に分散投資できる
という特徴があります[3]。個別企業の業績を追い続ける必要がないため、子育て中の親にとって「放置できる積立先」として最も有力な候補だと感じました。
4. わが家の「3人の年齢別」積立ルール
運用できる年数は、年齢で大きく変わります。
- 15歳(長子/残り3年)
高校・大学進学が近いので、あえて金額は控えめに。途中で使う可能性がある資金は、預金と組み合わせて確保します。 - 13歳(次子/残り5年)
中学〜高校の余裕を活かして、月1万円前後の中長期積立を継続する想定です。 - 7歳(三女/残り11年)
最も時間があるケース。複利効果を最大限に活かせるため、月3〜5万円まで積極的に積立てる方針です。
ポイントは、「いつ・いくら使うか」を逆算して、3人分の配分を変えること。一括で同じ金額を積立てるのではなく、ライフステージに合わせることが、長く続けるコツです。
5. 始める前に知っておきたい3つの注意点
- 元本保証ではない
株式市場の動き次第で、評価額は上がりますし下がります。「定期預金の代わり」とは考えず、余裕資金で運用することが大切です。 - 途中でやめても、利益はそのまま非課税
新NISAはいつでも売却可能です。教育費が必要になったタイミングで柔軟に手を打ちやすいのは、旧制度にはない大きなメリットです。 - 贈与税の「年間110万円の基礎控除」を意識する
祖父母や親から年間110万円以下の援助であれば、贈与税はかかりません[4]。ただし、口座の名義人と資金の実質的な所有者が違うと贈与とみなされる可能性があるため、運用は原則「親名義」で行いましょう。
まとめ:毎月・少額・長期・親名義。これで十分
最後に、我が家の積立ルールをまとめます。
- 口座は親の新NISA(つみたて投資枠:年間120万円)
- 銘柄はオルカン(全世界株式)
- 金額は月数千円〜数万円からでOK
- 3人分の配分は「使う時期」で分ける
- 必要になったら売却するだけ(非課税)
投資に特別な知識は不要です。月1,000円の積立でも、20年続ければそれなりの資産になります。大切なのは「自分に合った額を、今月から始めること」。まずは一歩目として、新NISA口座の開設から始めてみてはいかがでしょうか。

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